令和5年度7月30日(日)に当センター周辺の近隣住民の方を対象に地域防災講習会を行いました!
講習会には、当事業団関連施設の職員も含め43名が参加しました。(^^♪
当日は、以下のプログラムで開催しました。
時 間 | 講習科目 | 講 師 |
8:00~8:30 | 受付 | |
8:30~8:40 | 開講式 | 挨拶:愛媛県身体障がい者福祉センター 所長 清水 貞之 |
8:40~9:30 | 防災講座 | 日赤愛媛県支部 |
9:30~10:00 | 阪神淡路大震災を語る | 宮崎 様 |
10:10~10:35 | 消火訓練・煙体験・ 起震車による地震体験 | 松山東消防署 |
10:45~11:25 | 災害時における 視覚、聴覚障がい者への対応 | 愛媛県視聴覚福祉センター職員 |
11:40~12:40 | 図上災害訓練(DIG) | 道後喜多町防災会 |
12:40~12:45 | 閉講式 | |
12:45~13:15 | 非常食試食会 |
朝早くから、多くの方に参加していただき、賑わいながら実施が出来ました!(^_^)/
講習会では、
まず、日赤愛媛県支部の方による「防災講座:災害への備え」をしていただきました。災害の恐ろしさや防災の三助(自助、共助、公助)で備えることが大切であるが、災害が起きた時には公助が期待できないこともあり得るため、自助と共助がより大切であり、1家族に1つでは無く、1人に1つの備えをする必要があるということを学びました。
続いて、宮崎ご夫妻による「阪神淡路大震災を語る」では、震災当時に神戸市灘区で被災した際の体験談を語っていただきました。写真だけでは分からない当時の貴重なお話を聞き、地震が起きた瞬間は、「ジャンボジェットが落ちたかのような衝撃で体が浮いたような感覚であり、最初は地震が起きたとは思えないほどだった」というお話にすごく驚きました。そして、共助には利他愛が大切であることを教えていただきました。
次は、屋外での実技です!
松山市東消防署の方による消火訓練や煙体験、起震車での地震体験をしました!
消火訓練では、消火器の使い方を教えていただき、火の看板に向かって発射!お見事命中!
煙体験では、テントの中に安全な煙を充満させて通り抜けました!煙の中は視界が悪くなかなか前に進めませんでした。(-_-;)
起震車での地震体験は、最大震度7の揺れも体験しました!揺れが大きくなると動くこともできず、身を固めることに必死でした。
暑い中外での実技お疲れ様でした。
実技の後は、室内に戻り愛媛県視聴覚福祉センターの石丸課長と川端係長による「災害時における視覚、聴覚障がい者への対応」をしていただきました。
視覚障がいの方は、避難したときの仮設トイレ等の場所や使い方が分からないため、声をかけて案内したり、記入が必要な書類には代筆をしたりするなどの助けを必要としており、聴覚障がいの方は、手話や文字の書いた紙等を活用し、避難所でのアナウンス内容を伝えるなどの助けを必要としていることを知りました。
最後に道後喜多町防災会による図上災害訓練(DIG)では、道後地区の地図を使用し、災害が起きた際の避難方法などシミュレーションをしました。
このDIGで大切だと感じたことは、①災害に備え家族等と事前に話合い、準備をしておくこと、②避難場所等は一つに絞るのではなく、複数の候補を持っておくこと、の2つが大切だと感じました。
講習会終了後は、非常食の試食会(自由参加)を行いました。
今は、多種多様な非常食試食があり、お湯が無くても水だけで作れるご飯やアレルギーに対応したものもあります。災害に備えて、非常食を購入する際の参考になりました。
今回の講習会を開催したことで、もしもの時に大切な命を守ることを考えるきっかけになりました。
当センターでは、今後も地域住民の皆様に「自助」と「共助」の力を高め、災害への対応力向上を図る取り組みを行うともに、障がい者支援に必要な対応や配慮について理解していただく取り組みを行っていきます。
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。