しげのぶ清愛園の就労移行の社会生活技能訓練(SST)について紹介します。
SSTとは、ソーシャル・スキル・トレーニングの略で認知行動療法と社会学習理論を基盤にした技能の1つです。
今回は、家族が外出先まで車で送ってくれたという場面設定で「うれしい気持ちを伝える」というテーマでロールプレイを行いました。
最初に職員がSSTについて説明をした後、実際にロールプレイを実演して見てもらいました。
技能ステップでは「相手の顔を見る」「その人にはっきりと、どうして嬉しかったのかを伝える」「そのおかげで、自分がどんな気持ちになったかを話す」を順番にしていきます。
ロールプレイの後は、良かったところの意見を皆で話し合いをしました。
話し合った後、利用者さん自身に実践していただき、相手に嬉しい気持ちを伝えるために更に良い方法を考えます。
皆さんが話し合う中で、嬉しい気持ちを伝えるときには①笑顔で相手の方を見る②分かりやすい大きな声で話す③ありがとうと伝えることが大事という結果になりました。
利用者さんがSSTを通して実際にロールプレイを行うことで、相手に対して自分の想いや気持ちを伝えるという能力を身に付け、仕事をしていく中でも活かしてもらいたいと思います。
就労移行ブログ担当:松本 祐子