肱川あらしの観察会(平成28年12月11日)
今回の「肱川あらしを見る会」は昨年から計画していて、ようやく2年越しでの実現となりました。天候や気温などさまざまな条件に左右される現象なので、一発勝負的な気分での計画となりました。早朝、5時30分の出発なので、皆さんきっと早起きが大変だったでしょう。眠い目をこすりながら集合すると、出発地は満天の星空と3~4度前後の気温です。好天に皆、期待しながらの出発!
さて、この「肱川あらし」とは、10月から3月頃までの晴天の朝に大洲市長浜町の肱川河口を流れる霧を伴って発生する強風のことです。世界的にも珍しい現象です。
まずは、JR長浜駅付近から肱川あらし展望公園へ車で登ります。早朝6時30分すぎの少し夜が明けるころですが、カメラマン、県外の人、地元の人と早や大勢の人が集まっています。10分ほどして少し霧が川面に見え始めました。
いよいよ出現
大勢の人たちが見守っています
少しずつ下流へ・・・
展望公園にて
「今日の発生は、そろそろ終わりかな。」という声もちらほら聞かれるようになり、展望公園から長浜大橋まで移動してみることに。
長浜の商店街を車で走ると、長浜大橋のあたりに霧が見えてきました。これは、期待できそう。長浜大橋のそばに来ると、肱川のすぐそばなので、展望公園よりも風があり少し寒く感じられました。気温は6度くらいです。8時ころからは肱川のそばでの観察です。
ここで、本日のクライマックス。「肱川あらし」がだんだん大きくなってきました。参加者の皆さんは十分に冬の気候がつくり出す見事な自然現象を楽しむことができました。今度は県内のどこの自然かお山かわかりませんが、未知の場所との出会いを楽しみにしています。
長浜大橋(赤橋)
至近距離でみる肱川あらし