第5回定例会は、前回の「海のジオパーク・須崎海岸」に続く南予第二弾! 今回は、西予市野村町の東端、標高1,200~1,400mの高原のジオパークへ。約3億年前のカルスト地形、四国カルストの散策と小屋山・ぶな原生林の避暑トレッキングを実施しました。
1 日 時 平成28年8月20日(土) 7:30~17:00
2 参加者 6名
3 天 候 快晴
4 行 程
7:30 砥部町役場・駐車場 出発
9:20 大野ヶ原・ミルク園(分岐点)着
10:00 源氏ヶ駄場へ
10:30 源氏ヶ駄場山頂着、一夜ヶ森まで往復(約20分弱)
11:30 ペンション樅の木で濃厚な味のアイスクリームやミルクを堪能(美味しかった!)
12:30 小屋山登山口へ、トレッキング出発、途中昼食
14:10 ぶな原生林奥(終点)
14:50 小屋山登山口着
15:30 大野ヶ原・出発
17:00 砥部町役場・駐車場着・解散
のんびり牛さんが草をはむ大野ヶ原は、気温25℃前後で風も涼しく、夏の別天地。もう芒の穂が立つ源氏ヶ駄場(標高1,402m)と弘法大師ゆかりの一夜ヶ森を往復。 途中、放牧の牛さん達とも交流(?)、近くで見る乳牛(ホルスタイン種)はやさしい瞳ですが、すごく大きくて圧倒されそう。山頂への道中は、コオニユリ、イヨフウロ、フシグロセンノウなどが咲き乱れるお花畑が白い石灰岩の中に散在し、山頂からは大野ヶ原の全景の眺望をたっぷり楽しんで参りました。
雲湧く源氏ヶ駄場~一夜ヶ森への稜線
源氏ヶ駄場(左)、一夜ヶ森(右)のスカイライン 牛さんが待ってた源氏ヶ駄場登山口 巨体に圧倒され…
源氏ヶ駄場山頂(1,402.7m) 涼風が通って快適! 大野ヶ原中心部の眺望 中央の樹叢は小屋山原生林
午後は、本日のメイン、小屋山ぶな原生林のトレッキングです。 ぶなは保水力のとても大きい樹で、その実は美味で滋養分に富み、多くの野生動物を養うことから別名、森の母とも言われています。御当地のぶな林もかつて伐採の危機にあったのですが、大野ヶ原の住民や牛さんたちを潤す貴重な生活用水の水源林であったことから、住民が納得せず、中止になった経緯があります。小屋山は、ぶなの世代交代も順調で若木が比較的多く、林床を占める面河笹とのコラボも大変美しく、ひんやりとした樹叢の中を散策していると平地の猛暑がうそのようで、十分、リフレッシュできました。
明るい小屋山ぶな原生林 ぶなを中心にコナラの古木やカエデ類、ハリギリ、クロモジなど種類が多いのが特徴。
よく整備され、歩きやすい遊歩道 道標のところで一服。
気温24℃と汗知らず。 快適でした。 小屋山ぶな原生林入口 中は素晴らしい世界 でした.
最後は、道中のショット。 主賓の牛さんあり、お花あり、蝶あり と色々撮ってみました。
風通しの良い稜線で涼む牛さん達 よく知ってる 天空を駈ける??? 牛さん達
ウドの花の蜜に群れるヒョウモンチョウほか ハガクレツリフネ 宙に浮いているよう
【余録】 8月下旬の高原は、もう初秋の趣きも。大野ヶ原大根、アイスクリームやミルク、元気な山羊や兎さん達の牧場、途中立ち寄った硬度7超軟水の福地蔵など、盛り沢山な一日でした。Sさん、前回に続く配車、有難うございました。 さて、次回は、いよいよ西日本最高峰 石鎚山に登ります。