定例会の第4回目は、クラブ初の南予地域へ足を延ばしました。日本の奇岩百選選出の西予市三瓶の須崎海岸ジオパークと寝観音観賞のクルージング・遊歩道散歩を実施。梅雨明け直後の土曜日、快晴でも海上は涼しく、船上からそして陸上から、約4億年前の縦じまの直立地層を間近かに堪能して参りました。
1 日 時 平成28年7月23日(土) 7:30~16:20
2 参加者 8名
3 天 候 快晴
4 行 程
7:30 愛媛県生涯学習センター駐車場・集合出発
(“夕焼けこやけライン”使用・途中、道の駅双海、みなっとで休憩)
10:00 三瓶港・潮彩館・駐車場着
10:15~11:10 ジオクルージングと寝観音観賞(海上タクシー利用)
(休憩・昼食)
12:30 須崎海岸遊歩道へ移動開始
13:00~14:00 須崎観音参拝、海岸遊歩道・散策
14:10 三瓶港・潮彩館出発
(途中、道の駅・双海で休憩)
16:20 愛媛県生涯学習センター駐車場着・解散
旧三瓶町朝立から車で10分、四国西予ジオパークの黒瀬川構造帯、日本ではここだけの約4億年前の地層、遥か南半球から日本までの旅路の果てに、水平だった地層も地殻変動で垂直の岩壁に、平成26年10月31日には日本の奇岩百選に登録。 火山灰が固まってできた「凝灰岩(ぎょうかいがん)」が大規模に広がり、この岩の中には原始的なサンゴ化石も見つかっています。
今回は、三瓶港・潮彩館横から海上タクシーによるジオクルーズを実施、海上から間近かに地層を堪能するとともに、海上から見るのが最も美しい、有名な”寝観音“も観賞してきました。
奇岩百選・典型的な縦じまの地層。 ガイドさんによると、子供の頃はよく潜ってサザエを採ったそうです。
真横から。 なかなかの迫力です! 左の岩のすぐ裏(後ろ)にある、真ん中に海蝕洞のある岩
ぐるっと一周して裏側から見たところ 有名?な寝観音、左側が頭になるそうですが。
真夏の雲をバックに皆さん、良い笑顔です。 海上クルージンクしたタクシー前で。 綺麗どころ五人組
一旦、港に戻っての昼食後は陸路に。 須崎観音に参拝ののち、海べりの遊歩道(約300m)を歩いて、今度は、引き潮の中、奇岩百選の足元まで近づいて圧倒的な威容を拝見してきました。
須崎観音 海難者の鎮魂のために地元の奉賛会が建立 観音様へ来場を告げる鐘。 遠く三瓶湾を見渡す絶景です
下り約五分。ウバメガシの繁る涼しい日陰を歩く。 海べりの遊歩道に着きました。 さすがに暑い!!
午後は引き潮で本当に足元まで行けました。 海辺でなにか、見つけたようです…。
最後に、遊歩道散歩の途中で。 この炎暑の中、元気に咲いていました。
ハマゴウ ハマナタマメ (ちゃんと実も) ハマナデシコ
【余録】
前回(第3回)は、残念ながら雨天中止となりましたが、今回は、梅雨明け直後の好天で、年に一度は実施して いる海コースにとって絶好のシチュエーションとなりました。
午後は炎暑に加え、油なぎの無風で、会員の皆さん、暑い中大変お疲れ様でした。 また、長距離運転の労を快く引き受けてくださったSさん、本当にありがとうございました。
また、全く予定にはなかったのですが、海上クルージングのガイドさんに加えて、須崎観音では、地元西予市のガイド養成講座の一行とご一緒することになり、主催者のご厚意で、落石除けのヘルメットの借用とともに無料のガイドまで頂き、感謝!感謝!の一日でした。
次回8月は、西予市ジオパーク第二弾、四国カルスト・大野ヶ原のブナ林の散策を、避暑も兼ねて実施する予定です。