どうご清友寮
事業内容
どうご清友寮での生活について
当寮では、知的に障がいを持つ方が、地域生活に必要なスキルの向上、就労活動を通して経済力の確保ができるように支援を行います。
在寮期間中の生活イメージは、日中就労の場に出ている間は、当寮が就労等活動のサポートを行います。
また、休日や就業後の時間は地域生活に必要な知識や技能の習得、余暇活動の充実等、利用者さんが卒寮後に地域生活をするうえで充実した生活を送れるよう生活面の支援を行っていきます。
当寮の利用に当たっては、事前に本人(家族)・当寮で目標をしっかりと確認して当寮を利用するかを話し合っていきます。
利用期間中のイメージ
当寮の実施している宿泊型自立訓練は標準利用期間が2年間となっています。
<入寮~6か月目>『慣れ』
まず、当寮での基本的な生活に慣れていく時期になります。利用者さんの想いなど話し合いながら集団生活でのルール等を身に着けていきます。また、利用者さんの生活における得意・不得意な場面を明らかにして必要な支援を開始していきます。金銭の計画的使用や生活における身辺処理などは職員とともに進めていきます。
また、日中は就労している人も、これから就労先を探していく人も、ともに定着していけるよう、相談支援専門員、日中活動の事業所や就業・生活支援センターなどと連携して支援を行っていきます。
<入寮6か月目~1年>『定着』
当寮での基本的な生活は身についている時期になります。自分の身の回りのことについて職員からの助言だけでなく相談・質問ができるよう意識付けを行っていきます。金銭についても管理状況を見ながら自分なりの計画を意識できるようになっていきます。
日中活動については、就労している方は慣れが出てくる時期です。寮においても、日中の様子を話し合いながら目標を持って日々過ごせるよう支援していきます。
また、仕事に就けた利用者さんは、ここから定着支援が始まります。
<入寮1年目~1年6か月>『目標決定』
当寮での生活から、卒寮後の生活に目を向け始める時期となります。
1年間寮や職場であったことを振り返りながら、卒寮後にどんな生活をしたいか、自分の具体的な目標を決めて、生活にハリをもちつつ、自分の身の回りのことでできることを増やしていきます。
<1年6か月~卒寮>『地域生活準備』
具体的に卒寮後の準備に入ります。寮が本人に代わって管理していた金銭などの貴重品管理や毎月のやりくりなど、利用者さんの身の回りのことの総仕上げの時期となります。
具体的な地域移行先を決めて準備していくとともに、本人の地域生活に必要な支援内容を再度明らかにして、相談支援専門員などと相談しながら必要な支援を受けられる態勢を整えていきます。必要に応じて事前に実際の生活体験をしながら卒寮を迎えます。
卒寮後の生活
2年間は長いようであっという間です。寮にいる間にできたこともあればできなかったこともあったと思います。
『○○○ができないからあなたは地域生活ができない』『一人暮らしは無理』…そうではないのです。
清友寮にいる間からできることはしっかりと自分で、できないことはどうやって助けを借りるかが大事なことです。
清友寮では卒寮後1~2か月のフォロー期間(見守り・相談)を設けてスムーズな地域移行を支援します。