しげのぶ清愛園

  １０月１８日、清愛園にて重信中学校１年生との交流会が行われました。

　昨年度より始まり、今回で２回目となります。ご利用者さんも貼り絵でウェルカムボードを作って、中学生が来てくれるのを心待ちにしていました。

  最初にあった開会式では、中学生、ご利用者さんともに初めての顔合わせで緊張した様子でお互いあいさつを行いました。

  その後、普段日中活動している生活介護、就労継続、生活訓練の各グループごとに会場に別れて中学生と一緒に作業を行いました。

 生活介護グループでは

  生活介護グループでは、牛乳パックを使ったペン立てづくりに挑戦しました。牛乳パックの四隅をひし形模様に凹ませて色鮮やかな折り紙を貼ると、おしゃれな形のペン立てに仕上がります。途中利用者さんから「これどうぞ。」と中学生に声をかけながら材料や道具の受け渡しを行ったり、自分の作品が早く仕上がった中学生は利用者さんの作業を手伝ってくれるなど作業を通じてたくさんのふれあいがありました。折り紙を貼る位置が定まらず何度も貼っては剥がしたり、貼った折り紙のしわ伸ばしを繰り返し擦り行っていきながら、皆さん自分らしくこだわりのある作品に仕上がりました。

就労継続グループでは

　就労継続グループでは、園のビニールハウスで水耕栽培しているフリルアイスの収穫、包装作業を行いました。普段からその作業を活動としている利用者さんも収穫方法の手本を見せながら皆で一緒に作業を行いました。葉を傷めないようにやさしく慎重に野菜を扱って収穫包装作業を行いました。収穫・包装作業ともに初めて経験となる中学生がほとんどでしたが、作業をしてみると「面白い。」と作業に関心を持ってもらい、その作業を身につけて真剣に取り組む利用者さんへの理解を深めていただきました。

生活訓練グループでは

　生活訓練グループではストローを使ったコースター作りを行いました。細かく切ったストロー片を、作りたいイラスト模様に色分けしながら置いて、アイロンで温め固めて仕上げます。

　小さなストロー片を型の中にひとずつ置いて寄せ合わせる細かく、根気の必要な作業でしたがアイロンで温めて完成した自分の作品を見ると、「キレイにできた。」と皆気に入っていらっしゃいました。完成後は利用者さんと中学生がお互いに自慢の作品を披露し。その出来栄えを確かめ合いました。

閉会式

　最後に閉会式があり、ご利用者さんと中学生それぞれが互いにお礼の言葉を伝えました。その後利用者さんより中学生に花束とお土産を渡して感謝の気持ちを伝え、「元気で、また会いましょう。」とお互いに声をかけ合い、次の再会を楽しみにしながら会を終えました。